2026.10.01

発達心理学

No.1 <処理水準効果>

みなさん こんにちは!
このコーナーでは発達心理学で使われる専門用語の解説を通して
その専門用語の意味や理解を、現場でどのように活かせばよいのか
についてお話していこうと思っています

どうぞよろしくお願いいたします!

No.1 <処理水準効果>

【解説】
情報を「どのくらい深く意味づけして処理したか」によって
その後の記憶の残りやすさが変わる ということ


記憶はまず形で記憶しやすいが、形よりも音、音よりも意味で
記憶したほうが残りやすく、その後、記憶した内容を
他のものと結び付けたり、連想したり、自分と結び付けて
想起(=思い出すこと)することで定着し長期記憶へと
進化していきます

【なぜ大切?】
子どもに新しい知識を伝える時
この仕組みを知り、工夫することで記憶に残りやすくなり行動につながりやすくなる
つまり、知らなかったこと、出来なかったことを
知ったり出来るように具体的にいざなうことができる

【どう使う?】
例えば りんご を子どもに教える時
・り ん ご の文字の形で教える
・3文字でつくられていることを教える
・どう発音するかを教える
では、あまり記憶に残りません

これに意味を加えます
・りんご を知っているか質問する
・りんご のイラストや写真を同時に見せる  ※文字と音と視覚情報をつなげる
・においを連想させる
・色を連想させる
・触った感覚を共有する
・りんごはどんな食べ物に入っているか思い出させる
・りんごは<くだもの>の一つだと伝える
・りんご が好きか考えさせる
・りんご と みかん はどう違うか考えさせる
・りんごの木の写真を見せる
・りんご を使って文章や物語りを考えさせる

【まとめ】
記憶はただ繰り返すだけでは、深く残りません
「理解する」→「関連付ける」→「自分で思い出す」
がポイントですよ!


▶次回以降の予定
No.2 <記憶のプロセス>
No.3 <記憶と方略>
お楽しみに!!
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